投資資金の捻出

個人投資家が、確実に億を稼ぐためには、ずっと少額資金では不可能である。このため現実的な方法としては以下をお勧めしたい。

  • すぐに専業になろうとしないこと。

初期のうちは、給与や賞与も投資資金にどんどん追加していく必要がある。投資はギャンブルではなく、よほどギャンブル的なことをしない限り当初元本を短期に何倍にも増やすことはできない。このため投資資金が少額のうちは、給与を追加投資していく必要がある。このため安易に仕事を辞めてはいけない。

  • 証券会社への投入資金がある程度達したらば、信用取引を行うこと。

信用取引と聞くと追証のリスクを恐れて、利用しない方も多い。しかし、投資資金が少額な個人投資家にとっては、信用を利用しないで億を稼ごうと思うとよほどの運がない限り相当な時間がかかる。よく知られた72の法則というのがあるが、72/想定利回り=元本2倍の算式で(複利運用を前提。つまり毎年、元本+儲け分を全額投資し続けること)、毎年10%のリターンを出したとしても投下資金を2倍にするだけでも7.2年もかかる。仮に自己資金が300万円だった場合、600万円にするだけでも7.2年も年をとる。しかも年10%の利回りを7年以上連続で達成するのは簡単なことではない。

 このため、信用取引を利用することは必須と考えてもよい。問題は、その利用額である。利用限度額は最大で証券会社への預け金(入金残高)の3.3倍である。この3.3倍を利用することは極めて危険であり、破滅の可能性大である。最大でも、入金残高+保有株式合計額の半額程度にしておくべきである。(各証券会社ごとに保有株の評価方法や最低証拠金保証率などルールが微妙に異なるため必ず詳細を確認しておく必要がある。)

 このため、投資資金が3,500万円程度になれば、信用で1,500万円程度を使用し、運用額が5,000万円程度になる。このレベルになれば、1億円への到達も現実味が帯びてきて、相場状況によっては、それほど時間を要せず純資産1億円に到達することができる。

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